職員室の裏側

教員歴12年になるひらしぃです。現役高校教員が色々な記録をしていきます

【教師のやりがい】高校教員になって良かったこと5選

教員はブラック!

 

教員は激務!

 

などと言われることが多くなりましたが、

あまりこういったことを報道すると

教員になりたいという若い人が少なくなりそうで、

僕としては少し心配しています。

 

ダイレクトに人間を相手にする仕事なので、

確かに大変なことも多いですが、

その分面白いことだってたくさんある仕事だと思います。

 

だからマイナス面ばかり報道するのではなく、

教員になるとこんなに楽しいよ!

みたいな記事もあっていいのではないかと思うのです。

 

ということで、

今日は僕が教員になって良かったと

思うこと(思うとき)をお話してみたいと思います。

 

 

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その1 クラスが一つにまとまったとき

 

僕たち教員がもっとも充実感を感じ、

やりがいを感じる瞬間が

自分のクラスが1つになったときです。

 

例えば運動会やクラスマッチ、

文化祭の出し物など、

教員の手を離れて生徒達が一丸となる瞬間は

言葉では言い表せないくらい感動します。

 

僕はこの感動を少しでも多く味わいたいし、

また学校行事や学級活動は

通常の授業に勝るとも劣らないくらい

大切なものだと思います。

 

だから僕はよくグループワークや

生徒同士が教え合えるような授業を作るように

努力しています。

 

生徒同士が教え合い、

成長し合えるような瞬間に立ち会えたら、

本当に嬉しく感じます。

 

 

その2 子供たちと一緒に成長できること 

 

学校の先生は結局のところ忙しいです。

 

企業や保護者とのやり取りを密にしながら、

資格試験実施の準備や課外を行ったり、

部活の指導や大会の段取りをしながらも、

課題や宿題、レポートのチェックもしなくてはいけません。

 

もちろん授業の準備は欠かせませんし、

クラスで何か問題が起きたら、

お昼ご飯を抜いたりトイレに行くことさえ

難しいこともあります。

 

しかもどう言うわけか、

どんなに忙しくても

定期的に研修を受けにいかなくてはいけない

義務もあったりします。

 

 

しかしそれでも

生徒の成長を身近で感じられる特権は

他の仕事では得られませんし、

そして仕事をこなしながら自分の成長も

実感することができます。

 

例えば初任の頃は何をするにも初めてで、

授業を一つこなすにもドキドキしたものですが、

経験を積むにつれ、

授業の手法も変化していき、

仕事もスムーズにこなせるようになっていきます。

 

生徒も1年生の頃と比べ

卒業時には立派に成長しています。

(もちろん生徒によって成長幅は違いますが・・・^^;)

 

とにかくこの「成長」を感じるといことは

何かこうアドレナリンがドバドバ分泌されているような、

あの問題行動の多かった生徒がちょっと大人になったぞー!

とか、

不登校気味だった生徒が学校に来れたぞー!

とかあると、

脳内麻薬が過剰に発生しているような、

とても強いやりがいを感じるものなのです。

 

 

その3 専門外の勉強ができること

 

これは工業高校ならではの良さかも知れません。

 

僕は専門は土木で、

教員になる前は橋を作ったり、

トンネルを掘ったりしていました。

 

しかし高校の教員になってから

得意とする土木を教えたことはありません。

 

そのかわり、

全く経験のない機械設計や原動機、

電気工事や情報技術など、

専門外のことは何度も教えてきました。

 

やったことのないことを教えるので

人一倍勉強しました。

教員になってからの方が、

学生時代よりはるかに勉強していると思います。

 

でもその分知識の幅が増えるし、

アドリブも効くようになってきました。

 

(工業の縦の知識に強い人は結構いますが、

横に知識が繋がっている人は少ないですね。

僕は逆にあまり深い知識はありませんが、

横には比較的広く知識があると思います。)

 

だから、どんな科目でも授業できる自信が今はあります。

 

慣れるまでは大変だったけど、

おかげで今では勉強が楽しいし、

例えばある日突然、

「明日から電子機器組立技能士の課外やって」

と言われても

「わかりました!(やったことないけど!^^)」

と自信をもって了承できますね。

 

と言うか、

やったことない分野の授業ばかり

やらせて欲しいくらいです。

先にも書きました通り、

成長を実感する瞬間はアドレナリンがドバドバですので。

 

逆に言うと工業の教員は好奇心や柔軟性がないと

キツいと思います。

 

今は生徒と一緒にVRについて勉強中です!

 

 

 

その4 部活の顧問

 

これまでバドミントン、バスケットボール、JRC

そして卓球と様々な部活の顧問を経験してきました。

 

僕は学生時代は卓球部なので

卓球部の顧問ができている今は

本当に幸せです。

 

まさか仕事で自分の好きな卓球に携われるとは

夢にも思わなかったことなので、

顧問を任じられた時は凄く嬉しかったです。

 

顧問らしくないかも知れませんが、

生徒と卓球ができるのはすごく楽しいです。

(ちなみに生徒とバドミントンやバスケをやるのも

楽しかったです。今はどの種目も大好きです。)

 

※補足

ただし自分の希望の部活の顧問になれるとは限りません。

僕は卓球部の顧問になるまで10年かかりました。

そして土日や休日が潰れ、

生徒に365日、24時間家庭と学校だけを

居場所にさせるような今の部活動のシステムは

決して良いものだとは思いません。

今の部活のシステムがブラック企業

世の中にはびこらせる原因の一つだとも思っています。

これは早急に変えていかねばならない、

日本教育の大きな課題だと思います。

その点は補足しておきます。

 

 

その5 卒業生から連絡をもらうとき 

 

10年以上教員をしていて、

最も嬉しい瞬間。

それは卒業した教え子から連絡を貰ったときです。

 

どう言うわけか、

問題行動で迷惑を掛けられた生徒に限って

卒業後も連絡をくれます。

 

自分で言うのもおこがましいですが、

彼らの中ではずっと

恩師として私が生きているのだと思うと

やっぱりこの仕事をやっててよかった、と

実感することができます。

 

ちなみに一度だけ教え子の結婚式で

スピーチを頼まれたことがあります。

彼は在学中、

万引きで指導したことのある生徒だったので、

「高校時代書いた反省文読み上げてやろうか?」

と言ったら

「それだけは勘弁してください^^;」

と言われました。

 

あんなやんちゃだった生徒達が

社会で立派に活躍していると知ることができて、

本当に嬉しくなります。

 

卒業後も慕ってくれたり頼ってくれたりする教え子がいる、

これほど教員冥利に尽きることはありません。

 

 

6.その他

 

あとはやはり公務員という肩書きは大きく、

社会的な信用は最強の部類と言えると思います。

(クレジットカードやローンの審査が通りやすいなど)

 

 

会社の事情や人事の人と仲良くできる

 

これは地域の特性や実業高校ならではなのかも知れませんが、

僕たちは頻繁に企業訪問をしたり、

また企業の方が学校訪問したりします。

他にも就職した卒業生からも話を聞くこともあるので、

近隣の企業の事情には詳しくなります。

聞いてもいないのに、

社内の不倫事情まで教えてもらったことがあります。 

 

ところで、

僕は工業専門の教員ですが、

工業専門の教員の半数は転職組です。

中には教員以上にブラックな労働環境だった人もいます。

他にも私の周りには

某世界トップの自動車会社だった人や

某大手家電メーカーだった人、

スーパーゼネコンに務めていた、

など様々な職歴を持った教員がいます。

 

なぜ彼らは世間的に評価の高い会社、高い給料を捨ててまで

教員という選択をしたのでしょうか。

前の仕事がきつかった、というのももちろんあるでしょう。

 

しかし、

私はまた違う考えもあると思っていて、

それは「人と繋がり、人の成長に関わることができる」

という教員の仕事に大きな魅力を感じたのだと思います。

 

人それぞれ

教員のやりがいは違うとは思いますが、

私が教員になって良かったと思うことは

主にこのような感じです。

 

 

 

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【LHR】名前マグネットを活用しよう!【仕事をひと工夫】

今日はホームルーム活動を円滑に進める小ネタを一つ。

 

 

私は必ずクラスの生徒の名前のマグネットを作成します。

あらかじめ厚紙を適切な大きさに切って

マグネットに貼っておきます。

 

そして初めのHRの時間に

生徒たちにマジックで名前を書かせるのです。

 

こんな感じです。

 

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(画質が荒くてすみません💦

名前の右上か左上に出席番号を書くとより

使いやすいです)

 

 

ちなみに私は

運動会や修学旅行などのグループ決めや、

授業や道徳で意見を求める時に使ったり、

提出物や課題の未提出者の表示など

いろいろなことに活用しています。

 

まあやっている学校とかあるとは思いますけど、

私のこれまでの経験では

意外とこういうのやっている教室を

ほぼ見たことがなかったので、

よければ活用してみてください。

 

 

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【担任必見】突発的なLHRの対処法 後編

担任の逃れられない宿命の一つ。

突発的なLHRの時間。

 

このLHRの使い方で

その担任の手腕がわかります。

 

デキる担任はいつLHRを頼まれても

すぐに対応できる力があります。

あなたもそんなLHRをうまく使える担任を目指しましょう!

 

 

→ 【担任必見】突発的なLHRの対処法 前編 はこちら 

 

 

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②グループワーク

私は以前ご紹介したNASAゲームをはじめとして

LHRではできる限りグループワークを取り入れています。

 

グループワークを適切に行うことができれば、

クラスのチームワークを向上させるだけでなく、

個々の考える力を豊かにさせ

人前で考えを述べるトレーニングになります。

 

また、相手の意見を聞く練習にもなり、

他者の考えに共感したり

コミュニケーションを活性化することができ、

交友関係を広げる効果も期待できます。

 

ただし、

生徒の性質やクラスの雰囲気、

そして教員のマネジメント力に大きく依存するため、

グループワークを上手に使えるようになるためには

教員側のトレーニングも必要です。

 

とは言え、

上手に使えばこれほど生徒の成長を促せる授業もなかなかないため、

若い先生には積極的にグループワークを

取り入れていって欲しいと思います。 

 

グループワークの手法はこちらにも色々とまとめていますが、

以下のリンク先に非常に参考になるネタが満載なのでぜひご活用ください。

 

神奈川県青少年指導者養成協議会

私の一押しのサイトです。

 

主に小学校高学年から中学生向けのネタを紹介しています。

しかしこれらは高校生にもかなりウケます。

事前に若干小道具を用意する必要もありますが、

私はクラスの係に作るのを手伝ってもらったりしています。

 

これほど丁寧にまとめて

無料で配信してくれているサイトは他にないので

私も重宝しています。

 

 

就活Hack

就活情報について発信しているサイトになりますが、

グループディスカッションのテーマを紹介しているページは

LHRで非常に参考になります。

 

ただ、ワークシートは自力で考えて作らねばなりません。

どんなワークシートを使って、

どのように進めれば生徒たちは楽しく学べるのか、

頭の中でよくシミュレーションしてみましょう。

 

 

就活攻略論 

このサイトも就活に関する発信を主に行なっています。

かなり多くのグループディスカッションのネタを

紹介してくれています。

ただし、就活Hack同様、

ワークシート等はこちらで考えて作成する必要があるので

事前に用意しておきましょう。

 

 

⑷その他

ネタを外から持ってこなくても、

案外クラス内には話し合うべき問題は転がっているものです。

 

例えば、

学級開きをしたばかりの時は、

グループに別れてクラス目標を考えてもいいでしょう。

 

また、

遅刻常習者が複数いるクラスなら、

どうすれば遅刻をしないか

みんな話し合ってみると

面白い意見が出てきたります。

 

他にも

運動会や修学旅行等の行事後なら

行事の感想や反省などをグループごとに話合うことも

できますし、

少し工夫すれば色々とネタは出てくるはずです。

 

大事なのは担任として、

今のタイミングでどんなことを話し合うのが

生徒たちのためになるか、

常に考えておくことです。

 

 

 

③ 話のネタを準備しておく

 

お笑い芸人はよくネタ帳を作っているといいますが、

我々教員も話のネタ帳があると便利です。

 

例えば私はよく授業の合間に怖い話を取り入れています。

子供達はどういうわけか怖い話が大好きです。

授業中話を聞かない生徒も

なぜか怖い話になると集中して耳を傾けてくれます。

 

話のネタがない、という人もご心配なく、

ググればいくらでも出てきます。

 

知人の体験談として話せば違和感なく話を広げられますし、

もちろん実際に体験した話であればより臨場感のある話になるでしょう。

 

慣れてくると時間配分もできるようになってきますし、

突発的に時間ができたときも

生徒から怖い話をねだられるようになります^^;

 

 

あとはいわゆる恋バナ(恋愛の話)や失敗体験などが

生徒ウケがいいです。

こういうのに拒否反応を起こす先生もいるかもしれませんが、

ライトな話でも用意しておけば

先生も一人の人間として

生徒から親しみを感じてもらえるかもしれません。

 

ちなみに私は

「女の子に勉強を教えて彼女ができた」(大学時代)

「目の前でダイナマイトを爆発させられた」(トンネル工事で働いていた時)

というネタが鉄板の話です。

 

ほぼ確実にウケます^^;

 

 

こういうのをいくつか持っていれば

フリーな時間にも持て余すことなく生徒を引きつけられるようになるので

ぜひあなただけのネタを見つけてみてください。

 

 

 

 

 

ここまで前後編に渡り

LHRの対処法をご紹介しました。

 

これらをしっかりと使いこなしていただけると

LHRが待ち遠しくなります

私は授業よりLHRが好きです。

 

LHRが好きじゃないという先生も

少しずつでも実践していただけると嬉しいです。

 

ぜひLHRマスターを目指して

生徒たちと有意義な時間を創造してください!

 

 

 

 

 

 

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【進路指導】これが究極の面接対策!

高校3年の夏休み。

それは自分の進路を決定させる大切な期間になります。

 

現在赴任中の学校では就活指導として

履歴書指導や面接指導をこの時期(夏休み)に行っています。

 

普段文章を書き慣れていなかったり、自己分析が不十分な生徒は

ここで非常に苦労します。

 

 

ここで生徒の悩みで特に多いのが

「面接で何をしゃっべっていいかわからない」

です。

 

 

多くの生徒が持つこの悩み、

どのように解決していけばいいのか、考えていきましょう。

 

 

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普段おしゃべりな人間でも、

面接となるとなかなか言葉が出てこなくなるもの。

まして、口数が少なく人前で喋り慣れていない生徒などは

大きな声を出すこともハードルが高いのです。

 

「面接対策」と口で言うのは簡単ですが、

これを1〜2ヶ月で完成させるのは非常に難しいことです。

 

ですので、面接の準備というのはもっと前から、

長い目で考えていくことが大切です。

 

 

 

 ① スピーチ

公の場で自分が主となって話す機会は実は驚くほど少ないです。

だから子供達が自分の意見を発表できる場を

増やしていく必要があります。

例えば授業やLHRの時間にスピーチをさせる。

 

修学旅行の感想、

交通安全講和の感想、

好きな食べ物、

将来やってみたいこと、

などなど、

何かテーマを与えると喋りやすいです。

 

それでもなかなか話せない生徒もいるでしょう。

そんな時こそ担任の腕の見せどころ。

質問を投げかけたりして生徒が話しやすい雰囲気を作りましょう。

 

ところで

私は部活動でよく部員たちにこのスピーチを活用します。

テーマは試合の感想と反省です。

特に大会の後などは必ず実施します。

 

この目的は大会を振り返り、

試合でよくできたことや悪かったことをしっかりと認識するのもありますが、

将来の進路指導を見据えた「話す練習」という側面も大きいです。

 

初めは上手く話すことができなかった子達も、

3年生になる頃には自分のプレーに対して、

自分の考えをしっかり持つようになり、

それに伴ってスピーチもよく話せるようになっていきます。

 

部活動の練習にも生きてくるので一石二鳥です。

部活の顧問をしている方は定期的なスピーチの実施、オススメです。

 

 

 ② グループワーク

自分の意見をもち、発言する練習として

グループワークは有効です。

 

例えば前の記事でも紹介したNASAゲームなどは

有名なグループワークですが、

この活動の目的は

自分の考えを持つこと

そして

自分の考えをアウトプットすること

です。 

 

NASAゲームを例にとると、

持ち物への優先順位をそれぞれが考えることになります。

この時、なぜこの順番なのかを

必ず全員に考えさせます。

 

重要なのは正解することではなく、

自分の考えを持たせることです。

 

面接対策として自分の考えを持つというのは

非常に大切です。

なぜなら面接というのは

面接官の問いに対する

自分の考えを伝えるものだからです。

 

「人の意見に合わせる」

と言えば聞こえはいいですが、

自分の意見を持たない子供がたくさんいます。

 

ですので

積極的にグループでの活動を行い、

意見を出し合うという作業は

自分の考えを持つための訓練と言えます。

 

そして他人の意見を聞くことによって

さらに自分の意見が磨かれて

もっと別のアイディアが思いつくようになっていきます。

 

もしLHRで他にやることがなければ

積極的にグループワークを取り入れることをお勧めします。

 

 

 

③ 感想文

自分の考えを持たせる方法として

感想文も有効です。

 

学校にはたくさんの行事があります。

その一つ一つに感想文を書かせるのもいいでしょう。

 

私は他にも、

LHR等で動画を見せる時などは

必ず感想や考察を書かせるようにしています。

 

 

これもまた

自分の意見を持つことへの習慣のためです。

 

教科によっては

授業でビデオを見せることもあるでしょう。

そういう時は

知識の定着だけではなく、

自分の意見を持たせるために

感想文やスピーチを絡めると

より効果的な授業になるでしょう。

 

自分の意見を持つ習慣を作ること

 

繰り返しますが、

これが面接対策で

一番最初に考えるべき

非常に重要なことなのです。

 

 

④ 成功体験を創造する

面接では自身に関することが

たくさん聞かれます。

 

中でも定番なのが

「あなたの長所は何ですか?」

です。

 

この質問の意図はただ単に長所を聞いているだけでなく、

その長所をどのように活用してきたのか、

今後どのように生かしていくのか、

という意味も隠されています。

 

ですので、

 

「リーダーシップがあります」

 

「協調性があります」

 

「チャレンジ精神が旺盛です」

 

など、

一言で済ませられるものではありません。

 

必ずそこにエピソード(物語)が必要なのです。

 

ここで難しいのは

そういうエピソードを持たない生徒です。

 

彼らは残念ながら

自分で成功体験を見つけ出すことができません。

だから面接で聞かれても何を話していいのかわからないのです。

 

 

彼らに対する面接対策としては、

強制的に成功体験を作ってしまうことです。

 

多くの場合、

彼らは部活をやっていません。

放課後はアルバイトをするでもなく

家に帰ってゲームをしたり、

テレビを観たりしています。

 

勉強を頑張っているケースもありますが、

特別成績が良いでもなく、

面接で話すにはパンチに欠けています。

 

そんな彼らには

役割を与えて成功体験を作ってしまいます。

 

例えば掃除当番の班長

班長には他の当番をまとめる他、

最後にゴミ捨てをしてもらったり、

教室の戸締りをお願いしたり、

教室内の植物のお世話をさせたり、

様々な役割を与えます。

 

これを1年間続けていれば、

立派な「責任感のある人物」の完成です。

 

面接時には堂々とエピソードを話せるでしょう。

 

他にも実習等の班長をする、

クラスの書記をさせる、

(アンケートのまとめや集計などの仕事をどんどん振ります!)

クラスTシャツ係にして業者さんに電話させるなど、

様々な方法があると思います。

 

こうした経験は自分の長所として

そのまま面接に使えます。

 

3年生の夏を見据え、

早いうちから手を打っていけば

彼らに頑張ったエピソードの一つや二つ、

創造してあげることは可能なのです。

 

 

⑤ 奥の手

最後に奥の手です。

 

 

面接となると

誰だって緊張します。

 

中には頭が真っ白になって

いつものように話すことができなくなってしまう

という子供もいるでしょう。

 

そんな時にはこの奥の手が有効かもしれません。

 

 

大学時代、

先生のアドバイスで私の友人がやっていた方法です。

 

面接練習の際に

「ショートコント、面接」

と呟いてから面接室に入っていました。

 

友人の感想は

「コントをやっているようで肩の力が抜ける」

そうです。

 

お笑いの好きな生徒には有効かもしれません。

 

実際私も教え子に対して、

奥の手としてアドバイスしたことがありますが、

人によってはリラックスすることができるようです。

(個人差大です^^;) 

 

 

似たような方法に

「変身!」

と呟くというバージョンがあります。

 

これも生徒を選びますが、

メンタルが強化されることがあるようです。

私も忙しくて押しつぶされそうな時に

こっそりポーズをとって呟くことがあります

(当然個人差は大です--;) 

 

 

注意点としては

生徒によっては全く効果が無いこと、

そして人に聞こえるような声で言うと変な人に見られることでしょうか・・・

 

気休めとして覚えておく程度がいいのかもしれません。

 

 

 

就職活動というと、

自己分析や企業研究など

他にも大切なことはあります。

 

ただ、

実際に面接を受ける際に

何もしゃべれないとなると、

他の努力も水の泡です。

 

ですので、

なるべく早い時期から面接のことを見据えて

生徒指導をしていくことが、

私たち教員にとって

非常に重要なことなのです。 

 

 

 

 

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【学校の裏側】知られざる教員の仕事 ー後編ー

世間ではあまり知られていない教員の仕事。

今回はその続編をご紹介します。

 

 

ーーー前回の記事ーーー

avantech.hatenadiary.com

 

 

 

 

 

 

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③ 会議

教員はとにかく会議が好きです。

いや、好きでやっているわけではないです、

絶対に減らすべきです・・・

 

特に各教科の中での打ち合わせや学年でのミーティングは

毎週のように行われます。

これはクラスによって授業の進捗や学級活動に

大きな差が出ないように調整を行うためです。

同じ学校の中でもクラスによって学力やモチベーションに差があるし、

教える教員と生徒の相性などによってクラスの雰囲気はガラッと変わります。

ですので学年内での問題を未然に防ぐ意味でも定期的な学年会議は不可欠になります。

 

その他にも校務分掌内の打ち合わせ、

 部活動顧問会議、

校内の委員会(内規検討委員、校務分掌検討委員、制服検討委員、

学検委員、広報委員などなど、

教員一人当たり1〜2個は校内の委員会に属しています)、

生徒指導会議(生徒指導上の問題が起きた時、その都度会議が開かれます)など、

他にも細かい打ち合わせが存在しますが、

3日に1度は何らかの会議をしています・・・

 

本当はもっと生徒に寄り添う時間が欲しいところですが、

放課後のかなりの時間を会議に当てざるを得ないのが現状です。

 

 

 

④ 部活

部活は教員でなくてもイメージしやすい仕事ですね。

 

大部分の教員は部活動の顧問をやることになります。

多くの学校では部活はほぼ毎日行われていて、

教員の仕事の中でもやはり大きな割合を占めていると言えます。

 

部活動顧問も希望の部活動に就くとは限らず、

自分の専門外の競技を指導している教員も少なくありません。

私も希望の部活動の顧問になるまで10年を要しました。

やったことのない運動部は本当に大変です。

生徒への指導の他にも

大会の引率や運営補助、

他校との練習試合や場合によっては審判まで

しなくてはいけません。

 

しかも強豪校ともなると

遠征や合宿などもあり、

時間だけでなく資金繰りも大きな負担になります。

 

プライベートどころか通常業務にも大きな影響があるので、

昨今、部活動の顧問になりたがらない教員が増えているのは

こういった原因があります。

 

顧問なら休みを増やせばいいじゃないか、

という意見もあるかもしれませんが、

学校によってはOB・OGや保護者の意見が強く、

顧問の独断だけでは

休みにしたくてもできない事情もあるのです。

 

 

⑤ 高体連高野連

これは部活の仕事の延長です。

いわゆる公式試合(インターハイ、新人戦など)は

高体連(野球は高野連)という組織が主催となっています。

高体連全国高等学校体育連盟のことで、

原則として公式試合に出場するためには

学校として高体連に加盟する必要があります。

 

高体連に加盟するには監督および選手を登録し、

登録料を支払う必要があります。

当然この登録料は学校が支払うべきものなのですが、

なぜか自腹で支払わされることもあります。

 

また、登録校の顧問の中から

複数名役員を定め、

大会の企画や運営、

会場の確保、

各学校への文書連絡、

全国大会や国体、あるいはプロの試合がある場合などは

ボランティアとしてスタッフをしなくてはいけません。

 

当然他の校務は通常通り行わなくてはならないため、

役員になった教員にはかなり大きな負担がかかることになるのです。

 

 

 

⑥ 同窓会・渉外

 基本的に高校には同窓会が存在します。

同窓会は年に一度、総会が行われ

同窓生が参加します。

同窓生にも色々な役員があり、

役員と協力して同窓会の運営や資料の作成を行います。

 

また、PTAとのやりとりも学校の大切な仕事で、

PTA総会をはじめとして、

PTA役員の会議も概ね月に1度行われています。

PTAを対象とした企業見学や学校見学、研修旅行なども企画され、

一定数の教員がこれに参加することになります。

 

運営に関わる教員はもちろんのこと、

こういったPTAを対象とした行事に参加するのも

負担は大きいと言わざるを得ないのです。

 

 

⑦ 資格や検定、講習会の実施

 ほとんどの学校で英検や漢検、数検といったメジャーな検定試験は

実施されていると思います。

他にも最近だとニュース検定というのもよく聞くようになってきました。

 

実業高校では他にもたくさんの資格を実施しています。

例えば工業高校を例に取ると、

情報技術検定、計算技術検定、基礎製図検定、

機械製図検定、CAD検定、パソコン利用検定、

技能検定、ITパスポート、基本情報技術者試験

ボイラー技士試験、危険物取扱者試験、電気工事士試験、

小型車両技能講習、ガス溶接技能講習、高所作業車技能講習、

クレーン技能講習、玉掛け技能講習、品質管理検定、etc・・・

 

と、かなり多くの資格検定試験を行っています。

試験によって様々ですが、

学校を会場として行うものもあれば、

地域の労働会館や大学等に試験や講習を受けに行くケースもあります。

これらの準備や指導、引率なども私たちの大切な仕事です。

講習によっては学校主導で運営するものもあり、

担当の教員はしっかりと段取りをしなくていはいけないです。

 

 

 

⑧ その他

他にも私たちの仕事としては

生徒宛・保護者宛文書の作成、

インターンシップやデュアルシステム(工業現場実習)の段取りや指導、

シラバスの作成、学校行事の検討と準備、2者面談や3者面談、

実習項目の検討、企業訪問、教室環境の整備、実習の準備、家庭訪問、

学級通信の作成、文科省や県からの調査の実施(集計に時間を要するものが多い・・・)、

細かいところを探すとまだまだ色々とあると思いますが、

思いつくところをざっと表すとこのような感じです。

 

 

まあいろいろと頑張っているんです。

それでも仕事のやりがいはかなりあるし、

生徒の成長に日々立ち会えるのは

私たちのモチベーションになっています。

 

おそらく学校の仕事は

今後ますます仕事は増えていくと考えられます。

社会が一丸となって

学校教育を支えていくことが重要であると私は思います。

 

 

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【学校の裏側】知られざる教員の仕事 ー前編ー

今月は本校に教育実習生が学びに来ており、

私のクラスのホームルームを体験することになりました。

実習生の彼は数年前まで本校の生徒だった子で、

将来は自分も学校の先生になりたいという

強い意気込みを持って実習に来ていました。

 

私は私で、初めて教育実習生の

ホームルーム指導を行うことになったので、

いろいろと手探りで指導を行いましたが

私自身も彼から学ぶことは多々ありました。

 

そんな中、実習生から

「先生はこんな仕事もしているんですか!?」

というような言葉を受け、

確かに生徒目線では分からないような仕事も

いっぱいあるなあ、と改めて思いました。

 

そこで今日は、

意外と世間では知られていない

教員の仕事をご紹介します。

 

 

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① 校務分掌

私たち教員の仕事のメインとなるものの一つです。

校務分掌とは学校の仕事の役割分担のことで、

会社で言う所の「部署」のようなものです。

 

例えば学校には生徒指導の先生もいれば、

進路指導の先生、保健指導の先生など

教科に関わらず学校の仕事を分担して行っています。

 

学校によりますが、

1人1分掌制が基本で、

スタッフの数の問題で2分掌制もあったり様々です。

 

校務分掌には以下のようなものがあります。

 

 

教務部

時間割や学校行事などの計画、    

学校がスムーズに動くように細かいことを

考えて運営していくのが仕事です。

学校の仕事を総括するような部署です。

学校によりますが、

細々した仕事はみんな教務に押し付けてしまい、

中の人はいろいろとストレスが溜まります。

 

 

学習指導部

生徒の学習状況について把握し、

学校によっては実力テストや資格検定試験の計画、

補習の日程調整などを行います。

進学校は模試なども多いので、

とても重要な仕事です。

 

 

生徒指導部

生徒が人としてしっかりと成長していくのを

手助けするのが仕事です。

例えば挨拶指導や頭髪・服装の指導、

事件や問題行動があった場合は

その取り調べを行うなど学校における

警察のような仕事を担います。

そのため体育会系のどちらかというと

威圧感のある先生が請け負うことが多いです。

 

竹刀を持って校門の前に仁王立ちしている先生がいたら

生徒指導部の先生だと思って間違いないでしょう。

 

 

進路指導部

生徒の進路について取りまとめたり、

指導計画を練ったり、

インターンシップ等の職場体験や

オープンキャンパス等の体験授業、

進路に関する来客対応や

企業訪問をするなど、

とても忙しい部署です。

特に実業高校にとって、

就職先は生命線なのでとても責任の重大な

仕事が多いです。

 

 

特別活動部(特活部)

運動会やクラスマッチ、文化祭などの

学校行事の企画・運営、

また生徒会や部活動などの

特別活動を取りまとめるのが仕事です。

学校行事の多い学校はとても忙しい部署です。

生徒目線では絶対にわかりませんが、

学校行事が上手くまわり

生徒が楽しめるものになっているのは、

特活の先生の努力の賜物です。

 

 

保健指導部

保健室の運営や生徒達の各種検診の計画・運営、

掃除用具の管理や大掃除の計画など

生徒の生活環境を整えたり健康状態を

管理するのが仕事です。

 

 

庶務部

 主にPTAを相手にするのが仕事です。

PTA役員になった保護者が最も身近に感じるのが

ここの先生です。

PTA総会を初めとして、

PTAが主体となるような行事を管轄します。

学校にもよりますが、

かなりコミュニケーション能力を要する仕事が多いです。

稀にマダムのアイドル的存在になる先生が誕生します。 

 

 

図書部

図書室および学校図書を管理するのが仕事です。

一般にこの部署は少人数です。

だいたいこの部署を希望する先生は

楽がしたいか、本を愛してやまないかのどちらかです。

 

 

 ここに挙げたものは一般的な分掌で、

学校によっては他にも独自の校務分掌があったりします。

また、名称も学校によって変化することがあるので

この限りではありません。

 

さらに校務分掌の他にも、

「委員会」なるものが存在し、

 

・校務分掌検討委員

・内規検討委員

・制服検討委員

・学験委員 

などなど

様々な委員会があり、

これも校務分掌とは別に

各教員に割り振られます。

(委員会が少ない学校もあれば、

ものすごい量の委員会を持つ学校もあります)

 

 

このように

生徒を相手としないけれども

学校の運営上必要な仕事が日々

行われているのです。     

 

 

 

② 教材研究(指導案の作成)

 一言で言うと、授業の準備です。

私たち教員が最も長く生徒と関わるのが

授業の時間なのでその準備は入念に行う必要があります。

 

教材は毎年更新されていくので

去年のものをそのまま使う、というのは

基本的にできません。

 

特に私たちのような実業高校の教員は

普通教科のように同じ科目を同じ学年の別クラスに教える、

ということはほとんどないため、

毎日授業の準備に追われます。

 

その分、

普通科目の先生は宿題や課題を多めに出す傾向があるので、

その処理にはかなり時間を要します。

 

また、特に小中学校では

学習指導案」と呼ばれる

授業の設計図を毎時間作っています。

私の知る限り、

研究授業でもない限り、

高校の先生はあまり作っている人はいません。

(これは都道府県によってかなり差があると思います。)

 

学習指導案では授業展開を細かく考え、

その進め方や発言のねらいも書かなくてはいけないため、

非常に時間のかかる作業になります。

 

進学校の場合はセンター試験問題を自分で解いて、

その解法を生徒に伝えなくてはいけないし、

課外授業も多いため、

教材研究に忙殺する傾向があります。

 

また、実業高校においては

単純に教員の専門外を教えることも多いため、

さすがに生徒以上に勉強しないと

そもそも授業ができないということもあります。

私も毎年新しい科目を教えることがあるため、

授業の準備にはしっかりと時間をかけるようにしています。 

 

「学校の先生は毎年やっているんだから

準備をしなくたって授業ができる」

と思うのは残念ながら大きな誤解なのです。

 

 

 

 他にもまだまだまだまだ知られざる教員の仕事があります。

また次回、続きを書いていきたいと思います。

 

後編はこちら↓

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【担任必見】突発的なLHRの対処法 前編

担任あるあるをひとつ・・・

 

 

全校集会が思ったより早く終わり、

残りの時間はホームルームで!

 

 

 

担任丸投げかよ・・・!

 

 

 

 

私たち担任の宿命ですね^^;

 

 

 

突発的に生じるホームルームの時間・・・

 

 

考査前だったり、

実力テストや資格試験が

目前にある場合は

試験勉強の時間にできるし、

体育祭だとか文化祭のようなイベント前なら

決めなければならないこともたくさんあるので

逆にありがたいくらいですが、

こういうのってだいたいは

使い道に困るタイミングでやってきます。

 

私も若い頃は何していいか分からず、

こういうのに大変苦労しました💦

 

 

しかし私も10年以上この仕事をやっていると

段々と引きだしが増えていくもので、

今ではむしろどんどんLHRの時間が欲しいくらいになりました😏

 

 

今日は誰でもすぐに時間を有効に使える方法をご紹介します。

 

 

 

 

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①動画

 

突発的に時間ができたときに

私がよくやるのは動画を見せることです。

 

 

「なんだ、そのくらい自分もやっているよ・・・」

 

 

と思われる方もいるかと思いますが、

私が見せているのはよくある

プロ◯ェクトXとか、

◯HKスペシャルのような

子供達が飽きるようなドキュメンタリーではありません。

 

生徒が夢中になり

なおかつ学びの多い動画を厳選して見せるようにしています。

 

 

その1 林修 VS ヤンキー

 

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皆さんご存知の林修先生の授業動画です。

 

これはかつて「あすなろラボ」という番組の企画で

行われた林先生がヤンキーに授業を行ったらどうなるか、

という神動画です。

 

私の経験上、

この動画を見せて失敗したことはありません。

しかもこの動画の凄いところは

勉強嫌いだったり、

いわゆる「落ちこぼれ」生徒ほど

夢中になれるところです。

私の担当している工業高校生にはドンピシャな動画です。

 

さらに私たち教員が見ても非常に学ぶ点は多いです。

 

 

動画サイトにアップされているかと思いますが、

著作権の都合もありますので

活用方法は自己責任でお願いします。

林修 ヤンキー」あるいは「林修 落ちこぼれ」で検索すると・・・

 

 

その2 TED

 

プレゼンの動画で有名なTED。

ビルゲイツジョブズ、サンデル教授など

著名な名プレゼンターが名を連ねる動画は

見る者を魅了します。

 

子供には難しいんじゃ・・・と思うなかれ。

 

 

中高生はもちろんのこと、

小学生でも理解できるようなプレゼンも投稿されています。

 

 

その中でも私のオススメは以下の動画👇

 

 

1. 植松努さん「Hope invites」

 

youtu.be

 

私の中ではイチオシの動画です。

 

「夢みたいなこと言ってないで勉強しろ」

教師や周りの大人達に言われながらも

自分の夢を追いかけ、

宇宙開発事業を行う

リアル下町ロケットなお話です。

 

小中学生にも理解できる内容ですが、

特に工業高校生は必見です!

 

 

2.長岡秀貴さん「時間という財産」

youtu.be

 

「時間がない」は言い訳にならない。

私たちに残された時間は限られている。

その中で私たちにできることは何なのか。

 

優しい語り口で人生でとても大切なことに気づかされます。

子供の年齢によって

きっとさまざまな感想が出てくると思います。

 

 

他にもTEDには名プレゼンが山のようにあります。

まだまだオススメはありますが、

ぜひあなたの手で、

あなたの生徒にあったプレゼンを見つけてみてください。

 

 

その3 サイエンスチャンネル

 

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サイエンス チャンネル

 

元素の話やモノの作られる過程、

さらには環境問題やエネルギー問題など様々なテーマで

子供にも出来る限り分かりやすく説明している動画が

大量に保管されています。

 

初めて発見したとき、

こんな便利なサイトがあったとは・・・

もっと早く誰か教えてくれよ!

と思いました^^

 

 

知る人ぞ知る、

サイエンスやテクノロジーが大好きになってしまう

最強の動画サイトのひとつです。

 

特に理科や工業の教員なら

自分が夢中になってしまうかも。

 

LHRでも授業でも使える

優れた動画がたくさんあるのでぜひ覗いてみてください。

 

 

 

 

その4 警察協会制作ビデオライブラリー 

(旧名 ポリスチャンネル)

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http://www.keisatukyoukai.or.jp/library.html

 

警察が関わっているサイトですので

犯罪防止系の動画がメインです。

 

かつてはポリスチャンネルと呼ばれる

知る人ぞ知る教師御用達の動画サイトがありました。

 

数年前に完全に警察協会の主催ということで

ビデオライブラリーとなりました。

 

個人的には旧時代のほうが

旭川工業高校という最強の動画制作軍団が

傑作を次々と投稿してくれていたので私は大好きでした。

(特に学校裏サイトをテーマとした動画「罠〜トラップ〜」は

見る者を笑の渦へと包み込みつつも、

情報社会の危険性を学べる最高傑作でした。

非常に残念ながら今は公開されていません・・・)

 

今はやや固めのお話が多いですが、

それでも楽しく犯罪の予防方法が学べる優良サイトと言えます。

きっとあなたの生徒に合った動画も見つかると思います。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

あなたの知っている動画もあったかもしれませんが、

私はこれらの動画やサイトを知ってからというもの、

いつLHRが来ても全く恐くなくなりました。

 

生徒の年齢やその時のレベルに合った動画を見つけて、

どうかLHRに役立ててください。

 

 

最後に、

私の個人的な考えですが、

これらの動画を見せておしまいでは

ちょっともったいなさ過ぎます。

私は動画を見せるときには必ず、

動画を見てわかったことや、

感想を書くワークシートを用意して

メモ代わりのように生徒に書かせるようにしています。

 

ワークシートがあれば

より動画の効果が高まると思いますので

ぜひ実践していただけると

私としても嬉しく思います。

 

 

今回は突発的なLHRの対処法の前編として

いろいろな動画をご紹介しました。

 

また今度、

別な角度からLHRのやり方をまとめたいと思いますので

どうざお楽しみに!!

 

 

 

 

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