職員室の裏側

教員歴12年になるひらしぃです。現役高校教員が色々な記録をしていきます

【リアル進路指導】あるべき学校の姿【ひらしぃの自分語り】

2020年が始まり

最初のブログ記事になります。

 

今日は私の新年の決意表明を兼ねて、

学校のあるべき姿、

私の目指す本当の教育について

述べてみたいと思います。

(8割方自分語りですが・・・^^;)

 

最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

 

 

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僕たちは長い間、

良い大学に入って

良い会社に就職するのが良い人生

という幻想を植えつけられてきました。

 

私もそうでした。

 

だから親や周りの大人たちの期待に応えるため、

何事にも一生懸命に取り組んだし、

その結果大企業にも入社することができました。

(自慢ではありませんが、

日本一のスーパーゼネコンに勤めていました。) 

 

周りの大人たちは褒めてくれたし、

友人たちにも羨ましがられました。

 

これで幸せな人生を送れる、

私はそう思いました。

 

でも、私に待っていたのは

そんな甘いものではありませんでした。 

 

昼夜を問わず、

寝食を忘れて働く毎日。

 

私の仕事はトンネルの現場監督で、

24時間現場は止まりません。

 

目の前で行われる危険な発破作業に

高速で走り抜ける30tダンプトラック。

そしてたくさんの重機と騒音に囲まれ、

私は一日のほとんどの時間を

トンネルの中にいました。

 

熱中症で倒れ、

病院に搬送される作業員の方達を

何人もみてきました。

(現場監督として付き添うことも

しばしばありました)

 

そして夜中には官公庁に提出する

書類を作成したり、

次の日の進捗の段取りや

会社への報告書を作っていました。

 

休日なんてものは無く、

やりたいことなんて一つもできない。

 

何をやっても

周りからは怒られ、

誰も僕の言い分なんて聞いてくれない。

 

残念ながら僕は

そこでやりがいを見出せず、

精神を壊し、

仕事を辞めたい

という思いが日に日に大きくなりました。

 

それから紆余曲折ありましたが、

今はこうして高校の教員を

やらせていただいています。

 

 

現在、

高校教員として強く思うこと。

 

それは、

 

学校教育を先生だけで

完結してはいけない

 

ということです。

 

残念ながら

学校の教育現場は、

昔ながらの様々な幻想に、

まるで呪いのように取り憑かれています。

 

その一つが

最初に述べた 

良い大学に入って

良い会社に就職するのが良い人生

という考え方です。

 

私の教え子でもすでに、

せっかく入社できた大企業を

退職している人もいる一方、

中小企業ながら、

自分のやりたいことを追求したり、

結婚して幸せな家庭を築くために

日々頑張っている子達もいます。

 

進学や就職以外にも

人間国宝を目指し、

尊敬する職人さんに弟子入りしたり、

自分のやりたいことを

極めようとしている卒業生も

中にはいるのです。

 

現代は終身雇用とは

もはや迷信のようなもので、

転職や起業ありきの時代だと思います。

 

私の友人・知人にも

起業したり、

フリーランスで立派に

生活している人もたくさんいます。

 

しかしながら、

学校の教員は

圧倒的に社会経験が乏しく、

古くからの迷信に取り憑かれています。

 

と言うか、

そもそも全ての会社や

社会について深く理解すること自体、

非常に難しいことです。

 

だから、

教員だけで学校教育を完結させるのには

無理があるのです。

 

授業についても、

旧来通りの

同じ年に入学した生徒が

同じ授業を横並びで

同じように展開していること自体、

今の時代にマッチしていません。

 

もっと個別に、

より 専門的で

個性のある学習方法があるはずです。

 

時代はより

オーダーメイドな

教育へと進化していくでしょう。

 

そのためにも

私たち教員は

積極的に外に出て、

社会には様々な人間がいることを

知らねばなりません。

 

そして、

そういう人たちの力を借りて、

社会には様々な生き方があり、

どんな生き方を選択していくかを

生徒たちに考えさせていく必要があります。

 

 

ここで一つの動画をご紹介します。

 

これはドリームプレゼンテーションと言って、

自分の夢を全力でプレゼンする大会の映像です。 

 

このプレゼンターの意見が

今後の教育の主流になっていくでしょう。

 

お時間のあるときに

ご覧いただけると良いと思います。

 

 

 

ちなみにプレゼンターの平嶋先生は

僕の妻の義母の夫の弟の娘の弟のいとこに当たる方で、

僕と親交があります。

今も学校を地域に開かれた場に昇華し、

誰もが学びあえる社会を築くため、

学校の先生をしながら

地域の活動に奮闘されています。

 

 

2020年、

僕の抱負は

地域の方々を学校教育に巻き込んでいく

ということです。

 

 

少子高齢化著しい今の世の中、

学校教育の抜本的変化が

私たち教育に携わる者の

喫緊の急務であると

肝に命じなくてはいけません。

 

 

 

 

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