職員室の裏側

教員歴12年になるひらしぃです。現役高校教員が色々な記録をしていきます

子供が勉強を好きになる!親の習慣5選 【自発的な学びとは】

突然ですが、

 

あなたは何かを学ぶことは好きですか?

 

 

 

ちなみに私は大好きです。

知らなかったこと、出来なかったことが

理解できて自分の能力になることって

とても素敵なことだと思います。

 

ところが学校に通い始めると、

だんだん子供達が学ぶことが嫌いになってしまう、

そんな話を以前しました。

 

avantech.hatenadiary.com

 

こちらの記事では

学校のシステムに問題があることを

言及してみました。

 

学校で興味のないことを

「強制的にやらされている」

これでは勉強を嫌いになって

当然かと思います。

 

 

「学校のシステムに問題があるなら、

一般人にはどうしようもないじゃん。

子供が勉強嫌いになるのは仕方ないんだね。」

 

 

とんでもない、

そんなことはないんです!

 

実は私たち大人、

特に親の習慣一つで

子供達に勉強のモチベーションを

あげさせることは可能なんですよ!

 

 

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今日は私の教員経験で気がついた、

子供が勉強を好きになる親の習慣を5つ紹介します。

 

 

その1 クイズ

 

1つ目は親子でクイズを出しあうことです。

 

子供とクイズを出しあうとわかりますが、

子供は回答者より出題者になりたがります。

 

なぜかというと、

子供は新しく知った知識を自慢して、

大人から褒められたいのです。

 

この性質を逆手にとって、

子供をクイズの出題者役をやらせ、

親が悩んでいる姿を見せると、

ますますやる気になって

色々なクイズを考え出すようになります。

 

こうなったら占めたもので、

新しい知識を取り入れることに

子供は非常にクラバーになります。

 

 

その2 しりとり

 

私の知る限り、

しりとりの得意な子供は

学習意欲が旺盛です。

 

しりとりのいいところは、

いつでもどこでも

子供も大人も平等に楽しめるところです。

 

子供が大人としりとりをすると、

知らない言葉が出てきます。

 

ここで、

いとも自然に知らない言葉を

学習することができるのです。

 

注意点としては

大人がムキになって子供を打ち負かさないこと。

勝てないと知ると、

子供はもうしりとりをしてくれなくなります。

 

子供としりとりをするときは、

たまに難しい言葉を使い、

そしていい勝負をして、

ギリギリのところで負けて花を持たせてあげる、

そんな接待しりとりを心がけましょう。

 

 

その3 読書

 

親が読書をする家庭で育った子供は

かなり高い確率で読書好きになります。

本を読むのが習慣になっています。

 

逆に親が本を読まないのに、

子供にばかり本を読めと言ったって、

子供は反発するでしょう。

 

オススメは親が子供と一緒に

本を読む時間を作ること、

そしてお互いに読んだ本の感想を

教え合うことです。

 

親が楽しそうに読んだ本の感想を伝えると、

子供もその本に興味を持つようになります。

 

あなたは子供の前で読書をしていますか?

 

子供の前でスマホをいじるのはやめ、

読書の習慣をつけるようにしてみましょう。

スマホをいじってる姿ばかり見せて

子供が勉強を好きになることはまずありません)

 

 

その4 ニュース

 子供の前でニュースは観ていますか?

世の中でどんなことが起きているのか、

誰でも簡単に知ることができます。

 

小さい子供がニュースに興味を持つことは

難しいかもしれません。

 

しかし、

親が子供の前で興味深くニュースを観ること、

そして夫婦でそのことについて会話することで

子供もその話を知りたいと思うようになります。

 

子供の大好きな両親が難しい話をしている、

でも自分も会話に加わりたい!

と子供は思うのです。

 

子供によっては

ニュースキャスターのマネをし出したりするでしょう。

 

そうしたら興味深く子供キャスターの話を聞いてあげてください。

そして褒めてあげましょう。

そうするとますますニュースに興味を持つ子供になります。

 

 

その5 ゲーム

 意外に思う方もいるかもしれませんが、

ゲームによって学習意欲を向上させたり、

良い影響を与えることが可能です。

 

今の時代、

テレビをつければゲームの楽しそうなCMが

次々に流れ、

電車に乗れば大人も子供もスマホのゲームに夢中。

子供達がゲームをやりたがるようになるのは当たり前で、

これを無理やり押さえつけても

悪影響になる場合があります。

 

ならばいっそ、

親と子供のコミュニケーションの手段にしてしまい、

一緒にゲームを楽しみましょう。

 

子供はゲームを好きになると、

自分でゲームを作ってみたいと言い出します。

 

こうなれば占めたもの。

一緒にゲームを作ってみましょう。

 

スマホゲームならcodesparkやスクラッチJr.がオススメです。

どちらも未就学児でも簡単にプログラミングを学びながら

ゲームを作ることができます。

 

また、タブレットやPCの環境があれば、

絶対にスクラッチはやっておいたほうがいいと思います。

(こんなのが無料でできてしまうなんて、

本当に凄い時代です!)

Scratch Studio - オンラインゲームスタジオ

 

 

余談ですが、

3Dのゲームなどは緻密に

座標を計算して作られています。

よく高校生が

三角関数や行列ベクトルや微分積分

なんの役に立つのかわからない」

と言ってたりしますが、

「君たちの使っているアプリを開発するためには

そういう知識が必要なんだよ」

と教えてあげましょう。

 

何はともあれ、

ゲームに興味を持つということは

勉強に興味を持たせる絶好のチャンスです。

 

子供がゲームをやっている時間は親の休憩時間、

と思うのではなく、

一緒にゲームを楽しんで、

そして一緒にゲームを作って行けば

論理的思考やプログラム的な考え方が身につきますので

ぜひこのチャンスを生かすようにしましょう。

 

ちなみにあの林修先生も1日1時間であれば

ゲームをしても成績は落ちないとおっしゃっています。

大切なのはルールをしっかり決めることだとも言えるでしょう。 

 

 

 

 

最後に、

全てに共通しているのが、

子供と親のコミュニケーションです。

 

ゲームやらせて放置、

読書させて放置、

ニュースつけて放置、

では子供の成長は難しいでしょう。

 

大切なのは、

親が子供に興味を持って、

一緒に活動することです。

 

この基本を忘れなければ

きっと勉強に興味を持った

素敵な子供に育つでしょう。

 

 

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