【誰も教えてくれない】絶対に遅刻をしてはならない本当の理由
担任をしていると
クラスに1人くらいこんな生徒がいます。
朝のホームルームが始まり、
出席を取り終わった頃に教室に入ってくる
遅刻の常習犯。
「またお前か!何度言ったら分かるんだ、
ホームルームが始まる前に席についていなさい!」
でも、何度言っても彼の遅刻癖は直りません。
ただお説教をするだけでは
彼の心には響きません。
ではどうしたら彼の遅刻を直すことが
できるのでしょうか。
あなたならどうしますか?
遅刻魔な生徒のハートに
ビビッとくるようなお話をひとつご紹介します。
私が昔、
トンネル工事の現場監督をしていた頃のことです。
その現場では月に一度、
工事の進捗を確認し今後の行程を決定するための
会議が行われていました。
この会議にはトンネルに携わる方がたくさん出席しており、
1人でも欠けると打ち合わせができません。
そんな中、
ある職人さんが10分程遅刻してきて、
会議の開始時間が10分遅れてしまいました。
「お前のせいで何分現場が止まったと思うんだ!
こうしている間にも損失が大きくなるんだぞ!!」
声を上げたのは
現場の責任者たる所長でした。
この所長は大変温厚な人で
ちょっとやそっとのことで怒る方では
なかったのですが、
時間に関してだけは非常に厳しい人でした。
その所長には私も大変お世話になり、
いつも「時間は必ず守れ」と
私も言われ続けてきました。
なぜ時間を守らなければならないのか、
現場レベルで考えると
時間はお金より価値があるからです。
例えば20人が出席する会議に1人が遅刻して
30分遅れたとしましょう。
20人 × 30分 で
600分=10時間
つまり1人のせいで10時間の損失が生まれます。
そして彼らが1時間あたり5000円の仕事ができるとすると
5000円 × 10時間
つまり5万円分の仕事ができなくなったことになるので
1人の遅刻のせいでこの会社は5万円の損失が出たことになるのです。
このように
時間は比較的簡単にお金に換算することができます。
会社が遅刻魔を雇ったときの損失は
私たちの想像を絶するものになります。
さらに時間を守らなければ
信用を失います。
仕事とは信用です。
信用のない会社、組織、人には
仕事は回ってはきません。
ですから、
普段から時間を守ることは
人として最も大切で
社会人として絶対に身につけておかなくては
ならない要素なのです。
時間 > お金
このような話は私はよく生徒に話しますが、
多くの生徒は目からウロコが落ちた様子で
時間を大切にするようになります。
特に遅刻の多い生徒には
なぜ遅刻をしてはいけないのか、
実社会にもとづいて話をすれば
スイッチの入る子もいるので、
ぜひ時間とお金の話を生徒にしてみることをオススメします!
あと、
もちろん先生自身も遅刻をしないこと、
これも大切ですね!
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