職員室の裏側

教員歴12年になるひらしぃです。現役高校教員が色々な記録をしていきます

教員こそ絶対に異業種交流をすべき理由

今日は部活の練習に

昨日卒業式を迎えた3年生が

顔を出してくれました。

 

特に2年生は仲の良かった先輩達と

一緒に練習ができて嬉しそうでした。

 

社会に出てからも彼らが遊びに来てくれたら、

もっともっと部活動の価値が上がると思います。

 

部活動については賛否両論あり、

とりわけ最近のニュースでは

部活のブラックな所ばかりが

話題に上げられているように感じます。

 

とりあえず今はブラックな部分は置いておきます。

 

部活をやる一番のメリットに

縦と横の繋がりができること

がある私は思っています。(人脈と言い換えられるかも知れません) 

 

ただ残念ながら、

この繋がりは多くの場合は

学校内だけにとどまってしまうので、

より広い人間関係を作れるように、

部活動の在り方は

やはり変えていく必要があると思っています。

 

 

さて、学校内以外の繋がりを作るべきなのは

何も生徒に限ったことではありません。

 

ともすると私たち教員というものは

学校と自宅の往復だけで生活が完結してしまうことが多いです。

しかし果たしてそれだけで、

本当に生徒のためになるのでしょうか。

 

まず大前提として、

私たち教員の一番の仕事は

生徒達が社会でより良く生きていくための

力を身につけさせることです。

 

その手段の一つとして授業であったり、

学校行事であったり、委員会や部活動などの特別活動が

あるわけです。

 

ただ、これらの指導にあたって、

本当に今のやり方で社会のニーズに対応できるかどうか、

これはまた別問題になります。

 

どんなに一生懸命に指導にあたっても、

将来のためにならなければ

せっかくの私たちの、そして生徒達の努力も

水の泡となってしまいます。

 

 

ではどうすれば

より生徒達が現実的に生きる力となる

指導ができるのでしょうか。

 

 

そこで私がオススメしたいのが、

異業種交流です。

 

 

 

 

 

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異業種交流と言っても

名刺交換会のような、

ただ堅苦しい自己紹介をして

形式的に仲良くなった気になるものではなく、

何か同じ目的を持って作業を行うような

イベントに参加するのが良いと思います。

 

例えば私はFacebookを使って、

数ヶ月に一度は

ワークショップを伴うようなイベントに

参加するようにしています。

 

参加者が一緒に小物を作るものであったり、

農作業を行うもの、

まちづくりについて話し合う真面目なものや

サンタクロースの格好をして町中を歩き回るようなものまで、

多種多様なイベントに参加してきました。

これらの情報は主にSNSを通じて知りました。

 

こういったイベントに参加するメリットとして、

学校に体する社会のニーズを知ることができることや、

社会にはどのような仕事があり、

どんな大人が活躍しているかを知ることができます。

 

本当に残念なことに

教員の常識は社会の非常識

揶揄されることもある私たちですが、

本来であればむしろ

世の中の流れの先端を知るよう努めなければならないと

私は考えています。

 

なぜなら世の流れを知らなければ、

子供達の将来にとって有益なヒントを与えることが難しいからです。

 

そのためには、

学校という閉鎖的な空間に365日閉じこもるのではなく、

もっと広い社会に出て、

様々な人たちと交流をするよう努力するべきと私は考えます。

 

もちろん教員の激務は私も経験しているし、

学校内だけでも忙しいのに、

外にまで自分の役割をつくるのは困難だということも

知っています。

 

しかしそれでも、

私は部活を休みにしてでも数ヶ月に一回は

地域のイベントに参加し、

新しい知人を作ったり、

馴染みの友人から情報を聞いて

自分をアップデートするようにしています。

 

そして自分が知ったことや感じたことを

生徒にシェアし、

社会について、自分がするべきことについて

考えてもらうようにしています。

 

理想は生徒達自身が

社会との関わりを作っていくことだと思いますが、

その前にまず

私たち教員が行動をするべきではないかと考えています。

 

 

いずれはそのような世の中になると思います。

 

 

 

あなたがもし、

今の仕事に悩みがあったり、

壁に当たっていたりしたら、

まったくの異業種の人と交流をしてみると

解決の糸口が見えてくるかもしれません。

 

ぜひ行動してみてください。

 

 

 

 

 

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